新卒入社時に高らかに宣言した信条を貫きながら、地位を求めず、与えられた仕事にただひたすら全力投球してきたという竹山氏。
頭取就任以来、時代の潮目を見極めて打つ一手一手が、千葉銀行の業績を燦然と輝かせる。「2007年度ベストバンカー賞」受賞。
竹山氏の信条や生き様、ステップアップ仕事術、経営に必要な3要素、良き家庭づくりなど、様々な角度から倫理を存分に学びたい。
経営も人生も、ブレないこと 自分で決めた通りに生きる
私は千葉県館山市の船形という所で生まれ育ちました。そこから2、3分の所に千葉銀行の支店がありまして、小学生の時に、いっぱいになった貯金箱を銀行の窓口に持って行くと、綺麗なお姉さんが、「よく来たね」なんて親切にしてくれましてね。貯金箱は、割れば簡単にお金が取り出せるのに、面倒くさがらずに定規かなんかを入れて、割らずに全部取り出してくれたんです。まあ、ちょっとませた小学生だったんですね。これが、千葉銀行を身近に感じた最初の体験でした。また実家が米屋で、千葉銀行の人が毎日集金に来る姿を見て、「大したものだなあ。」と憧れていましたね。
高校までは館山にいて、明治大学に入学してから4年間東京に住みました。ただ、東京はなんとなくなじめなくて、館山に帰りました。私は8人兄弟の一番下ですから、自分で稼がないといけなかったのですが、当時は銀行と市役所ぐらいしか勤め先がなかったんですよ。市役所の給料は、銀行の3分の1でした。役所の人の多くは、田んぼや畑を持っていて収入を補うために勤めていたんです。そこで、「やっぱり憧れの千葉銀行に入ろう」と決めて、入ることができました。
ところが、館山に住むために千葉銀行に入ったのに、配属は我孫子でした。その後も、柏、松戸、船橋、東京、木更津と、支店長を終えて本部に部長として行くまで、館山には全くいられなかった。ただ、家内は小学校1年の時の同級生ですから、そういう意味では館山に帰ったのと同じような結果をいただきました。
私はいつも、一つなんです。明治大学も、明治が好きだから入学したし、就職試験も、千葉銀行しか受けていない、結婚だって見合いもしたことがない。だから、「東大落っこちて明治に来た奴とは違うんだ、たまたま都銀を落らて千葉銀行に来た奴とは違うんだ」とね(笑)。
経営もそうですが、プレちやだめですよね。自分で決めた通りに生きていくこと。「なぜ、そんなに偉くなっらやったの?」とよく聞かれますが、やっぱり好きなんだよね。好きだから、他の人が大変な事でも苦にならない。何があっても「より良くしよう、もっと良くなろう」と頑張ってこられましたね。
入行時に宣言した信条
竹山氏がお客様から頂いた「隆勢の額」
入行時に、「愚痴を言わない、言い訳をしない、人の悪口を言わない、この3つは絶対にしない」と宣言しました。なぜかというと、この3つを□にする人には、「常に自分は正しいんだ」という心があるからです。「景気が悪い、部下が悪いから成績が伸びない、上司が悪いから自分がだめになる」、そんなことを言っていると自分の成長が止まります。問題が起きた時に、「自分に何が欠けていてこういう結果になったのか」、そう考えてこそ、ステップアップできるわけです。ところが、この3つを□にすれば、自分は正しいんだから、努力する必要がないことになってしまう。だから、この3つは絶対に言わないと決めたのです。
逆に言えば、この3つはサラリーマンが一番言いたいことなんです。私の場合は、高らかに皆の前で宣言をすることで言えない状況を作りました。皆の前で先に宣言してしまうのが、自分がやりたいことを実現する秘訣です。それに、愚痴を言えば人間が小さく見えますからね。大きく悠然と構えていたい。自分の生き様だから、貫き通せるんです。
地位は求めるものでなく、与えられるものである
若い時には、支店で何かを決断する場合でも、自分はその輪に入れないですよね。そんな時でも、「この案件はイエスだ」とか、自分なりに考えるわけです。結果がイエスであれば、「自分の判断は良かったんだ」とわかるし、ノーならその理由を上司に聞いて、「自分はこう考えてイエスだったけど、そういう見方もあったのか。やはりノーが正しい」と、一歩一歩上がっていくことが大事です。
「地位は求めるものでなく、与えられるものである」といいますが、人は地位を求めれば、失敗を恐れて保守的になってしまいます。逆に、与えられたものに全力投球して結果を出せば、次のステップが与えられるのです。私の場合は専務の時も、頭取になるなんて考えたこともなくて、気付いたら頭取になっていたんです。だから、皆にもそれだけ可能性がありますし、私が頭取になって、「自分でも頭取になれるかもしれない」と思う人が増えたんじやないですかね。
そして、どうせやらなくちゃいけないなら、前向きにやることです。「やってみたら意外に簡単だった」というケースは多くて、行動に移せば前に進みます。私は、一番難易度の高いものから片付けることにしていますね。
あと、「決断が早いですね」とよく言われますが、責任を取らないようにうまく立ち回ろうとするから、決断できないんです。自分が責任を取るつもりなら、バッと決断できる。私は支店長代理だった時でも、「これは自分がやるんだ、自分にしかできない。何かあったら責任をとる」という気持らでやってきました。そうすれば、大丈夫なんですよ。もちろん、大きく間違えないように色々な勉強は必要ですけど、大事なのは決断です。選択肢は、やるかやらないかの2つ。悩んでいて良いことなんて何もない。だから、スピードが大事で、こうだと思ったらズバッとやるんです。
各行が厳しい状況で、なぜ、千葉銀行が抜け出せたのか?
私が頭取になった平成16年6月は、不良債権の処理で皆が縮こまっていました。そこで私は、「積極的な手を打っていくんだ」という本気度を皆に示すために、まず支店を10月に2つ増やして、その後もどんどん攻めて行きました。
また当時、都銀などは「貸しはがし」と言われましたけど、自己資本比率を保つために、分母である貸出などの資産を圧縮しつつ、1株当たりの価値を高めるために、株を買入償還して発行株数を減らす減資をしていました。
私は逆に、「目の前にチャンスがあるのにそれを自己資本比率のためにやらないというのは、将来のために絶対にマイナスになる」と思いました。そこで、平成17年12月に5000万株の増資をしました。あえて、世の中とは逆のことをやったんです。その時は、「これで失敗したらどうなっちゃうのかな」とか色々考えて1週間悩みましたが、「よし行ってみよう」と決めて増資をしたらうまくいきました。増資のおかげで、分子である自己資本が増えたので、自己資本比率を保ちながら、分母の貸出をどんどん増やすことができたのです。
だから千葉銀行が他行に先駆けて業績がいいのは、まず他行が縮んでいる時に支店を積極的に展開したこと。もう1つは、増資によって自己資本比率を気にせずにどんどん拡大していけたこと。この2つが非常にうまくいきました。
これからの企業経営に必要な要素を3つあげるとすれば
経営というのは、「潮目・流れを見て人より早く対応すること」が重要です。実際に、増資をしてから流れがコロツと変わりました。その後に、某銀行が株式を買い取って償却をしたら、「そんな金があるのなら、買入償却でなくて、なぜ前向きな投資ができないのか。営業戦略が描けないのか」と、マーケットから批判の声が上がったんですよ。そして、他行も「増資だ、攻めだ」と言い始めました。だから、早めに始めたということが大きいんです。人より一歩早く対応できるかで、結果が全く違ってきます。世の中が今どんな動きをしているのかを常に意吉哉して、早く決断し、人より先に行うことが、何より大切でしょう。
そのためには、自分の思うように、すぐにバッと動ける組織を作ることです。ここは頭取室ですが、机には仕事をしているような気配はないですよね?頭取室は、お客様とお話をする時ぐらいしか使わなくて、普段は頭取、副頭取、専務、常務が、合同執務室という1つの部屋にいます。会話や報告も全部私にも聞こえますから、すぐ結論を出して、すぐ行動できるのです。
次に経営者に必要なのは、「気力・体力・人間力、そして知力」です。なぜそして知力かといえば、気力・体力・人間力の3つはその人固有の問題ですが、知力は、人が集まってくる人間的な魅力があれば、借りられるからです。
だから、逆に言えば、この3つがなくなったら、経営者は辞めなくらやいけない。気力・体力が衰えてきたら、決断が鈍ります。私も昔は飲み歩いたりしたこともありますが、頭取になって一番気をつけているのは、心身ともに健康であることです。朝から決裁がいっぱいあるわけですから、万が一にも二日酔いなどあってはいけない。常に気力・体力が充実した状態で判を押す。そのためには、生活を改めて、人間力を磨くことです。
人間力の基本は、自分がやられて嫌なことは人にしないことです。これは難しいことではなくて、たとえば自分が部下になった時のことを考えてみればいいんです。「支店長がこれやっらやまずいよなあ」と思うことはやめて、「支店長はここがいいな」と思うことをやる。そしてもう1つ人間力で大事なのは、「人よりやっているから」と思ってもらえるかどうかではないでしょうか。私だって結構キツイことも言うし、目標だって厳しいと思います。でも、「この人が言うんだから、厳しいけど頑張ろう」と思ってもらえるようなトップでないと、企業経営は成り立らません。能力はそんなに差がないんです。だから人間力なんです。
自分でいうのもおかしいですけど、千葉銀行も「歯を食いしばって頑張ろう」と思ってもらえる雰囲気に、だいぶ変わってきました。皆仲間だからね。私はエリートでもないし、どこか別の会社から降ってきたわけでもない。ずっと現場でやってきた現場の大ベテランで、仲間の中のチャンピオンみたいな感じですよ。
最後3つ目は、風通しを良くすることですね。どんなに景気が悪くても、たとえ衰退産業であっても、成長をし続ける会社というのは必ずあります。そういう強い企業の経営者は、明確な経営方針を持ら、それを末端の新入社員にまで浸透させています。明確なピジョンを示すためには、社長がより現場に近い所にいないといけないんです。頭取室に一人で篭っていたら、誰も何も言ってこないか、良い情報だけが上がってきますよ。だから、合同執務室もそうですが、風通しを良くして、社長は悪い情報も聞こえる所にいないといけません。
意外と皆やっていないのは、現場に出て、業界の動きを見て、現場の人の苦労を知って、それに対してどんな対処をしてあげられるのかを一つ一つ拾う、そういう汗のかき万をすることです。意外に怠っているんですよ。現場でどんな動きをしているのかは、本部の部長に聞いてもわかりません。実際、現場に確認すると違っていることもあります。だから、自らも現場に出て、業界や現場の情報が常に自分に集まるようにしておいて、一つ一つスピードを持って決断していくことが、とても大切です。
私がいつも7時頃出社すると、相談しようと飛んでくるんです。「らよつと待て、こっらもやることあって来てるんだから」って(笑)。私が部長の頃には、頭取に直接相談する機会なんて半年に一回くらいしかなかったですよ。今は「怪我しないように偉い人には近づかない」なんて思わず、平気で来るからね。
そして、私からも声をかけるようにしています。毎朝160店以上の報告を見て、気になる所は支店長に直接電話するんです。支店長同士で、「頭取から電話来た?え、まだ?頭取から電話来るぐらいじやなきゃ、仕事してないってことだよ」なんて話しているようです(笑)。あと、これはボケ防止でもあるのですが、私は毎朝この報告を見て、支店長の顔と名前を順番に全部思い浮かべています。年中転勤があって、全部覚えるのも結構大変なんですよ。まあ自分が辞令出してますからね(笑)。
CSの原点は、家庭にある
「CSの原点は家庭にある。一番身近にいる妻と子を満足させられないような人間が、なぜ他人を満足させられるんだ」と私は常に言っています。朝、「いってらっしやい」、「いってきます」と挨拶をして笑顔で会社に向ってね、会社に来て「おはようございます」と挨拶をすれば、笑顔の連鎖になるわけですよ。皆が笑顔になれば、「いらっしゃいませ」と心底笑顔で開店できる。お客様も笑顔になるわけです。妻や子供が色々な私の記事を見て、「お父さん、また調子いいこといって〜」って言いますけど、「でも本当にそうだろうよ?」って(笑)。
逆に家庭がうまくいっていない人は、その顔のまま出社してしまうんですね。ひきずりますからね。今日は支店長の機嫌悪そうだななんて、部下に余計な心配や気を遣わせるなと言っています。人間は仕事では疲れないんですよ。一番堪えて尾を引くのは、家庭のことなんです。だから、経営者は良き家庭を作ることです。家族が支えてくれないと、経営もうまくいきませんし、必ずどこかに影響が出てしまうものです。うまくいっている経営者は、忙しい中でも家庭を大事にできていますよ。
社会のために、できることを
実は、ドバイから帰ってきたばかりなのですが、海外には投資家に現状を説明したりで年5回行くんです。この前、民間で初めて世界銀行に寄付をしたんですけど、「慰労をしたいから、ぜひワシントンに来てくれ」と言って頂けまして。また昨年11月にも、環境定期を売り出したら100億の枠が2日で売れてしまったので、その収益の一部を2ケ所に寄付したばかりです。千葉銀行は結構こういう社会貢献をやっていますよ。
他にも、ちばぎんハートフルという障がい者だけを専門に雇用する会社を創りました。千葉県のリーディングカンパニーであるうらが始めることで、それに続いてくれる企業が出てくれればと始めました。障がい者の人に聞くと、一番因っているのは、働く場所がないことなんです。うらだけでは全て雇用できないけれど、うらがやることによって色々なところで広まっていけばと。これからの経営は、自分だけ太っらやってたらだめなんです。社会のために、できることをやらないと。
きちっと真面目にやる所に、仕事は回っていく
サブプライムローンの影響で、世界の株価が下がっていますが、日本の株はそれ以上に下がっている状況です。私が海外に行ってまず感じたのは、サブプライムローンだけが問題なのではなくて、日本の構造そのものが、海外から問題視されているということです。株価だけでなく、今これだけ景気対策が必要な時期に日銀総裁一人決められない、海外から見れば異常な国で、そんな日本の株なんて買えないよ、というのが実態なんです。政治がもっとしっかりしないと。自民党と民主党も、目先のことで争っている場合ではないんです。このままでは、世界から日本は取り残されてしまいますよ。制度的にはそういうことで、個別には皆が頑張るしかない。こんな時代でも、仕事そのものが世の中から忽然となくなってしまうわけではないので、一定量の仕事は必ずあるわけですから、きちっと真面目にやっていく所に、仕事は回っていくわけですよ。やっぱり、経営者は真面目でなくらやいけないよね。
By Guest 熱血CS宣言!
行員1人1人が、今年1年の自分なりのCS目標を胸に付けて取り組んでいる。
「地域のお客さまから信頼され、愛される銀行になります。」(竹山頭取)
「明るい実顔と元気なあいさつでお客様をお迎えします。」(秘書室新井様)
(広報担当 渡部 成夫)
国や医療を変えるのは倫理に基づくリーダー
前田総長:
昔は、「医療に携わる者には品格がある」ことが当然でした。お金だとか自分のことはさて置いて、患者さんのためにと仕事に打ら込む先輩が結構多かった。ところが、今の日本の医療は、楽をして儲けようという自己中心的な考え方がはびこり、医療の本質が忘れ去られています。同じことが食品業界にも言えます。「少し位ごまかしても、儲ければいい」。医療界や食品業界に限らず、こうしたことが日常茶飯事に起こる。これは由々しき問題ですよ。精神的な教育を受ける場が、そもそも日本の教育の中にないことが、原因だと思うのです。
寒竹会長:
たしかに大学、高校や中学でも、精神的な教育はなかったですね。だから、日本人には寄って立つ原理・原則というか、「これに照らし合わせれば、すべて結論が出る」という精神的支柱がないのでしょうね。
前田総長:
これは僕の持論ですが、大本の原因は戦後の日本の体質にあると思うのです。たとえば、平和主義憲法なのに自衛隊という軍事力を持ら、その軍事力は、なんと世界のトップクラスだと言われています。このような「言っていることとやっていることが違ってもいい」という国の体質が、教育にも悪影響を及ぼしていると考えています。「患者さんのため」と言いながら、「食うために仕方ない。薬が売れればいい」と。だから、「精神的な教育は当然為されているものだ」という勘違いに早く気付いて、原点である倫理に帰ることが必要です。
寒竹会長:
そうですね。実際に国を動かすリーダーが自ら不祥事を起こす今、リーダーたらが倫理を実践に落としてい<草の根運動的な活動が今後益々重要になる。この思いが常日頃深まっています。ろに気を付けたら、事業がうまく行きました」という色々な異業種の人たちの体験を聞くと、やっぱり嬉しくなるわけですよ。経営者の集まりだから、発言に強さがありますしね。僕は、精神的な拠り所は宗教でも何でも良いと思いますが、政治や宗教だとどうしてもーつにまとまれないですよね。聖書もいいですけど、それだと仏教徒の人が一緒にできない。その点、倫理法人会は他業種の色々な方たちが集まっているけれども、倫理的に正しいことば同じで.政治や宗教の枠を超えて一つにまとまることができる。ここが倫理法人会の一番素晴らしい点だと思っているんですそして、『万人幸福の栞』、色々な救えがありますが、本当に普遍的なものさしとして堪えられるのは この1冊だと思いますね。
寒竹会長:
倫理は、原理原則がしっかりしていますし、全てに共通することですからね。倫理は偏っていないですよ。
前田総長:
徳洲会内部も、倫理で一つにまとまっています。昔は喧嘩していた人たちが一堂に会して、病院の運営方針の下に皆がまとまるのは、徳田虎雄理事長の倫理があるからなんですよ。
教育は行動で見せるささやかな実践が大事
前田総長:
倫理に出会って、「こういう風にしていかなくちゃいかんな」という解答は、もう僕の中で出ているんです。あとは、行動するだけです」ただ、医者の教育は本当に難しいですよ。食べるのに困らない、自分は勉強してきたという自負心があるから、「今さら倫理とは何だ」という人がほとんどですからね。
寒竹会長:
こういう勉強を、下に見てしまってるんでしょうね。
前田総長:
そう。ます医局をまとめるだけでも大変です。皆自己主張が激しいですから、演説をぶったってうまくいきません。行動で見せないとね。「救急を断っちゃいかん」と強制するのではなく、自分が行動する。そして、「先生の親が患者さんだったら大変でしょ」と一人一人具体的に話をしていく。ささやかな実践で、皆変わってくるんですよ。行動しているから皆協力してくれるわけです。
医療と福祉の町づくり 地域への貢献
前田総長:
離島で、「ここを医療福祉の島にして、経済を発展させるんだ」と徳田理事長が病院を創り、僕もその考えの通りにやって来ましたがこの頃それが簡単に実現できると思えてきました。鎌ヶ谷市は10万人都市ですがすごい赤字なんです。事業所が少ないから、皆働きに出てしまう。病気になると、都内にまで通う。入院ともなれば、家族もお見舞いが大変です。つまり、離島の医療改革と同じなわけです。そこで、「医療と福祉の町づくり」をテーマに、病気になっても救急がすぐに駆けつけてくれる町にします。住み心地が良いから人が隼まり、仕事が生まれ税収で町も潤う.住民を集めるためにも医療が必要ですし、住民が住んでいる地域で仕事ができるような体制作りが必要です。それには、他の地域と競争する必要はなくて、医療の充実でいいんですよ。
寒竹会長:
そうですよね。医療を産業と考える。そういう意味では、医療・福祉関係の会員がまだ少ないですから、もっともっと呼びかけて、町づくりでも地域に貢献していきたいですね。
倫理を学び実践すれば、医療は必ず発展する
前田総長:
医療は、とにかく相手のためなんですよ。相手がいて、その人だけのために。利他の心です。それを実践すれば、鏡の如しで患者さんも私たちに良いことをも足らしてくれる。だから、倫理を学んで実践する病院が繁栄するのは間違いないと断言できますね。これき、どの企業でも同じことですからね。
寒竹会長:
まず相手に与えることが先、そうすれば自分に返ってくるということですよね。
前田総長:
そういう気持ちでやると、やっばり人を惹きつけます。私にも好き嫌いがある」苦手な人がいます」でも倫理をやっていると、利他の心で何とかコミュニケーションをとろうと動ける、そうすると苦手な人でも協力が得られるんです。色々なところで良い結果が出てきますね。特に医療は人と人ですから、それが如実に出ます。だから、医療従事者は、徹底して目の前の患著さんのためにするということか一番大事であって、それができれば病院は必ず繁栄します。だから、「倫理をやっていれば医療が発展する」と断言できるわけです。倫理法人会で勉強していることをお話しただけですが(笑)ありがとうこざいました。
寒竹会長:
素晴らしいお話をお伺いできました。ありがとうございます。
(対談者 寒竹郁夫 千葉県倫理法人会会長)
「世界の中の日本と日本創生」
千葉県倫理法人会
会長 寒竹 郁夫
近年、国内では政治の混迷・官僚の不祥事・企業の偽装問題が相次いで露呈し、目を覆いたくなるような青少年の凶悪事件が頻発しております。皆さんもご存知の通り、これらすべての根本は共通しています。それは本来日本人の心の中にある「哲学・志・倫理感」という支柱が欠如しているという事です。
この問題が、国内で収まっているならばまだしも、経済問題も含めた不穏な国際情勢の中で、国の舵取りは一体どうするのでしょうか。政治家や官僚・学者・評論家など、いわゆるリーダーと呼ばれる人々にこのまま任せていられないような、緊迫した局面に差し掛かっています。もはやリーダーだけの問題ではありません。日本をどういう国にするのか、今こそ、全国民-特に中小企業経営者が意識を変えなければなりません。
草の根運動のような地道な活動を通して、経営者の皆様へ意識改革を訴え覚醒してもらう事が倫理活動の原点であり、日本創生に繋がっていくと信じています。国の体制が磐石なものでなければ、地域活動や企業経営・家庭の繁栄は困難です。日本創生へ繋がるということはすなわら、誰の為でもなく無論会長や県役員の為でもなく、全て自分や会社・家庭に還ってくるということです。
このような気概を持ち、今一度普及拡大の意義を再認していただき、共に日本創生への道に向かって走り続けていきましょう。
寒竹郁夫 千葉県倫理法人会会長
千葉県倫理法人会
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