丸山敏雄が、ある時期、徹底して取組んだ実践があった。それは、「気づいたらすぐする」ことである。
朝の目覚めにはじまるさまざまな「気づき」に対して、グズグズせずにサッと対応し、行動を起こす。実践に徹していくうち、人生のある哲理がわかるようになった。それは「気づいた時がその事を処理する最高のチャンスだ」ということである。
チャンスを活かせば、成功の確率は高くなる。自分の人生を上手に経営し、運命を好転できるようになる。本書が示すとおり、同様の実践は日常足下にいくらでもある。小さな事から奇跡も起る。
変えられない宿命に対して、運命とは未来の人生であり、いくらでも変えることができるのだ。成功するか失敗するか、繁栄するか衰退するか、運命の可能性は千差万別であり、どのような結果を導くのも、いま・ここに存在している自分自身による。
かつて孔子は言った。「歳寒くして、然る後に松柏の彫むるに後るることを知る」と。
気候が寒くなってからはじめて、松や柏(ヒノキのこと)の葉が散らないで残ることがわかる。すなわち、人の真価も危難の時にこそわかるということだ。今日の日本全体が、寒々とした危難の時に在る。本書を通して、一人でも多くの人が、希望と活力を呼び覚ましていただけることを願ってやまない。
丸山敏雄 著/丸山敏秋 編「自分経営の心得」P274~P275(おわりに)より
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